AX オフのリフレッシュ

◆労災事故防止への手法

◆災害事例

 就業中の事務所でキャスター付きの椅子に乗って棚の上の品物を取ろうとしていた事務員が、バランスを崩して転落し,びてい骨骨折の重傷を負った。

 この災害は、「足元の不安定なキャスター付き椅子を使用した」ことがもとで不安全さが重なって起きたことになるが、事務員がなぜキャスタ付椅子に乗ってしまったのか、を考えることが大切です。「これまで同じような行動ではどのくらいの頻度でキャスター付き椅子を使っていたのだろうか」「いつもは、そのような行動はとらなかったのか」「今回はどのような環境、思い、状況があったのか」を分析してみることです。
 環境は、踏台がなかったのか・・・用意する必要がある。思い・・・踏台を用意するまでもなく結局段取りが面倒だったのか。状況・・・急いでいたからなのか。踏台の常備があったが倉庫に行かなければならなかったのか。踏台が壊れていたのか、分析で不安全行動をとった経緯が現れてきます。
分析によって現れる原因は次のようになってきます。
  • 人的要因             →   急ぎだった、面倒だった
  • 物的要因             →   踏台には適さないキャスター付き椅子
  • 作業、環境要因   →   不適切な作業方法
  • 管理的要因         →   監督指導・教育の欠如、安全ルールの不足

結論を出すには、このような分析をすると多角的に対策が浮かんできますが、これを「キャスター付き椅子を使うから悪いと不安全行動のみの認識では、事後の対策に反映されないことが多く、なぜその行動になったのかのヒューマンファクターを分析し、安全教育や組織の規範の強化につなげてゆくことが業務災害の防止に役立つ要素になってきます。



パート労働者へ社会保険適用拡大を検討|平成25年5月

◆重要度を増すパート労働者

企業内におけるパート労働者の役割は年々重要度を増しており、正社員並みの中核業務を任せる企業も多くなっています。
正社員並みの中核業務を担当させるような企業においては、仕事が同じ正社員とパート労働者の賃金水準を同等にしたり、就業環境の整備を行ったりしています。

◆セーフティネットの強化

このような状況下において、国は、被用者でありながら被用者保険の恩恵を受けられないパート労働者などの非正規労働者に社会保険を適用し、セーフティネットを強化することで、社会保険における格差を是正したいと考えました。
そこで、政府は、パート労働者への社会保険の適用拡大を検討しています。2016年4月から、「週勤務時間20時間以上」「年収94万円(月収7万8,000円)以上」「勤務期間1年以上」で「従業員501人以上の企業で勤務」の人を社会保険適用の対象にするとし、さらに3年以内に対象の拡大を行うというものです。


社会保険適用拡大を検討
加入が進めばパートの将来への安心感は増しますが、企業の負担は大きくなるため(約800億円と推計)、反発の声があがっています。

◆負担軽減措置も検討

今回の適用拡大をめぐり、厚生労働省では、高齢者医療費の拠出金などについて負担を軽減する特例措置の導入を検討しています。
パート労働者が多い業界(外食、流通業など)を対象に、負担増の部分について健康保険組合の加入者が肩代わりするというものです。
企業にとっては、今後の動きから目が離せません。